お知らせ・日記

HIROKA KISHIMOTO

人生が変わる「きもの巡り」

イベント

一年ぶりの「きもの巡り」です。

満員御礼での開催
本当にありがとうございます!


きもの巡りといっても
今回は、良質のリサイクル着物ショップ店
「ながもち屋」さん一店舗で二時間の開催。

4人の方が色々と試着する中で
ながもち屋さんのスタッフさんや
偶然居合わせたお客様などもご意見くださって、
とても賑やかに楽しくさせていただきました。

きもの巡りに参加される方は
「自分に似合うものが分からない」
という方が多いです。

私の考える似合う似合わないは
「内面と調和しているかどうか」
そこを一番大切に見ています。

内面と調和ってどういうこと?
と思われるかもしれませんが、
伝わりやすく申しましたら
「あなたらしさと合っているかどうか」
ということです。

「あなたらしさはなんですか?」
と聞かれてすぐに答えられ方、
どれくらいいらっしゃるでしょう。

とても、少ないです。

だから自分に似合うものが何なのか
分からないのは当然のこと。

自分が自分のことを一番よく分からない。
それが人間ですから
焦らず、いろんな方のご意見を聞いて
あなたに似合う着物をお探しになれば
いいかと思います。

着物を始めた頃は
皆さん、地味目のお着物を選びがちです。

お洋服では比較的自己表現できていても
着物だとなぜか自分を出しきれない。

着物は格が高い、特別なものという
緊張感といいましょうか、
控えめな感情が出てくるようです。

そこをポンと背中を押すのが私の仕事。

明らかに私が選ぶ着物の方が
皆さんのお顔が華やかになります。
他の方が見ても
好印象でとても素敵に見えるのです。

それはなぜか。

落ち着く色を選ばないからです。

羽織ってみて落ち着いているなぁと
見ていて分かります。
そういう時、シーソーで例えるなら
着る人が上、着物が下のバランスで

着る人は上から着物を見下ろし気持ちがいい。
しかし、それでは着物と着る人の位置は
平行ではなくバランスが悪いのです。

それではバランス良くするには
どうしたらいいか、
それは、少し挑戦的なお色を
試してみることです。

何だかソワソワ、
気持ちが少し揺れると思います。
シーソーで例えると、
少し揺れながら
平行にバランスを取ろうとしている時。

この時のバランスが
「内面との調和」が取れた時になります。
(※但し、何を着たらいいのか分からない
きものジプシーの頃のみ。次第にソワソワ感なく
ご自身に似合うものを選択できるようになります)

自分では少しの挑戦が
なかなかできにくいと思います。
私もそうでしたから。

先生の好みに合わせ、
渋めの着物ばかり選んで
年齢とのバランスが悪くなり
着ていても楽しくなく
結局それらは着なくなりました。

70歳、80歳になれば着るかな?
と思って箪笥で眠らせています。

自分の内面と調和する着物を選ぶまでに
10年以上かかっているかもしれません。

もちろん、過去の経験は失敗ではなく
必要な経験でしたので
多くの学びをいただきました。

20年以上着物と関わって来たからこそ
経験と知識で皆様に似合うご提案を
させていただいていおります。

正直、違うと思うものを
「いいと思います」とは言えません。

参加者様から以下のような
ご感想をいただきました。




やはりそこは参加者様も
ご理解くださっているようで
ありがたい限り。笑

パシッと伝えて欲しい方は
ぜひ「きもの巡り」にご参加くださいませ。

今回もたくさんの試着をさせていただき
それぞれにとても素敵な出会いがありました。



四季折々の自然の色彩に恵まれた日本、
着物の素晴らしさの一つは色の美しさ。
いろんな色に挑戦して、
これからも着物を楽しんでいただきたいと思います。

着姿を拝見するのもまた楽しみ♡



ご参加くださいました皆様
本当にありがとうございました!!


感謝。