お知らせ・日記

HIROKA KISHIMOTO

本質を纏う

コーディネート

昨日、午後のお稽古が終わり
生徒さんの着物を探しに
「ながもち屋」に行ってきました。

お出かけなので
お稽古用の半巾帯から名古屋帯に変更



帯を変えるだけで
カジュアルから上品な雰囲気に
ぐっと変わります。

名古屋帯は単衣用の
博多織の八寸名古屋帯。

博多織の帯を結ぶと身も心も引き締まる
凛とした強さを感じます。

こういう帯は
真っ直ぐ生きていらっしゃる方に
お似合いです。


さて、お店に着き
お稽古用にもお出かけ用にもなる
袷の小紋を探しました。

その中で一番に手に取ったのがこちら



彼女の表情
なんとも言えない抵抗感出てますでしょ〜

こういう時、私の心は

「にひひ 」です。笑


それから彼女のサイズに合う着物を
たくさん羽織らせていただきました。



ひときわ抵抗感を感じているのは
最初に着た着物。
明後日の方向見てます。笑

このお着物はパッと目がいく
華やかさをもっていて
そして個性的。

地色が紺色なので
落ち着いた上品さがあるのですが
デザインが華やか。



私は彼女から
「個性的」という本質を感じました。

個性的でいるということは
どうしても目立ってしまう。

まだその覚悟が持てていないこと
そして個性的でいることへの
抵抗を感じたのです。

彼女はとても素直なので
お顔に出たのですね 笑

にひひ。

でも彼女はなんの迷いもなく
この着物を選んでくださいました。

その潔さはさすがでございます!

勧めたのはもちろん
彼女に似合うと思ったからですが、
彼女の本質にこの着物がピタリと合った。
そこが大きな理由です。

なりたい自分がこうだから
今の気分がこうだから…ではなく、

今の自分はどうであるのか
心としっかり向き合って
自身の本質にマッチする着物を
お選びになると
自分らしい人生を創り出せる
そんな風に思います。

着物はただの布ではない。
人生を豊かに格上げしてくれるのが着物。

彼女は私のそういう想いを
素直に受け取ってくださいましたし

「嬉しいんだと思います。
ズドンと見抜いてもらえて。」
とメッセージをくださったということは
あながち私の思う彼女の本質は
間違っていなかったのかも。

ほんの少しでもいいから
背中を押せていたのなら嬉しいです。

私の想いを受け取り
行動してくださった彼女に感謝。

これからの彼女の変化、楽しみです♡