お知らせ・日記

HIROKA KISHIMOTO

おばあ様を笑顔にした着物

想い

今朝、着付けのお客様(母娘)がいらっしゃいました。

おばあ様に大好きな着物を着て見せてあげたい、
おばあ様の笑顔が見られたらとのことでした。


おばあ様がお正月によく着ていたという
ウールの更紗模様の着物をお持ちになられました。


赤い帯はお母様の帯、


アザミの帯はおばあ様の帯。

私が選んだのはアザミの帯、
季節的にピッタリですし
お召しになられるお嬢様の優しい雰囲気に
色合いがピッタリでした。


「着物の帯もおばあちゃんのを使ってもらってよかった」と
大変喜んでお帰りになられました。

 

そして夜にお嬢様からメールが。
「祖母は当時の事を少し話してくれ笑顔も見られました。
お願いしてよかったと母と二人感じております。」


何とも嬉しいご報告。
おばあ様の笑顔が見られて本当に良かった!!


久しぶりにおばあ様に会うことができた
着物も喜んでいると思います。
これでまた、着物は生き返ります。


そして嬉しいことに、
お嬢様がおばあ様の着物を譲り受けて
着られるようになりたいと話してくださいました。
私の念い(おもい)そのものです。


念いある着物が次に継いでいきますように。
いつもそう願っています。


それにしても、着物好きの先輩方は
更紗の着物をお持ちの方が多いように思います。
おしゃれな先輩方の着物を拝見して
私もいつか更紗を着てみたいと思い始めました。