お知らせ・日記

HIROKA KISHIMOTO

感じたことを意図する

想い

久しぶりにストーリーを
聴いたような気がします。



この着物を纏うに至る
お客様が経験してきたストーリー。


私が最も大切にしていること。


「ビジネスパートナーだった方との再会」

互いの意見が合わず話し合った結果
離れることを選択した7年前のお二人。


しかし、そこからの7年は
お互いのことがいつも心の隅に存在し
そこだけ心晴れないまま
過ごされていたといいます。

苦しかったでしょうに…


そんな中、突然の連絡
「会いたい」と。


7年もの長き時間が
二人のわだかまりを消し
再会することに。


そんな素晴らしい日に
着物をお選びくださったのです。


それはもう、全力で応援!
そして俄然やる気が出ます!


心に寄り添い、共にいて
そして私のできることを
最大限に努めさせていただく。


あ〜なんだか私までドキドキする
嬉しい再会の日♡


その日は重陽の節句。
なんていい日をお選びに!


お持ちになられたお着物には
菊と牡丹柄が。

重陽の節句は菊の節句とも呼ばれます。

お二人の再会を祝福するかのように
この日にぴたりと合ったお着物です。


たまたまと言ったらそれまでですが
たまたまや偶然なんてありませんよ。


全て必然
なるようになっているのですから。


帯は何点かご提案させていただき
中でも着物の柄を邪魔しない
無地のようなこちらの汕頭(スワトウ)の帯を
お勧めさせていただきました。



レースのような刺繍部分が
とても女性的で上品。


お話を伺いながら
「女性性」という言葉が
何度も頭に浮かび…


確かにお会いした3年前と比べ
とてもチャーミングで
溢れんばかりの母性を
お客様から感じるようになりました。


大事なことは
感じたことを意図すること。


意図したことはヒットします。


数ある帯の中から検索して
素晴らしく合うものが見つかるというのは
意図したからこそ。

モノ同士も引き寄せ合うように
出逢うのです。


今回のコーディネート
お客様もそしてお母様も
大変喜んでくださいました。


そしてこの着物たちが
お二人の再会をどう応援してくれたのか…



お客様からすぐに
次のようなメッセージが届きました。

「感無量でした」


そして、Facebookにはこのように。

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The beautiful friendship continues…

7年ぶりの再会
こんな日が来るとは…

ここには一言では語れないストーリーが。

感無量…

感動で涙出るとか、予測していたが
涙は一滴も出ず 笑

あまりにも自然な時間が流れ…
そこにはただ喜びだけがあった。

魂の喜び。

それは霊、魂、心、
全てを含む喜びだった。

7年の間に出逢ってきた人達、学び、
万物全てに感謝したい。

成長させてくれたあらゆる日本文化、
日本の叡智には最大の敬意をもって、

一句

盟友と
むすひのくくり
煌めきの
七海の空は(ななみのくうは)
光なりけり

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この言葉たちが
どんなに素晴らしい時間を
お過ごしになられたのか
十分に伝えてくれました。


もちろん、お客様の心の成長あっての
素晴らしい再会なのですが、
着物たちもいいサポートを
してくれたのだと本当に嬉しくて。


着物の力を感じると共に
寄り添うこと、共にいること
そして意図することの大切さを
深く経験させていただきました。

心から感謝申し上げます。


この度はご依頼くださいまして
本当にありがとうございます。