お知らせ・日記

HIROKA KISHIMOTO

着物を羽織る仕草

教室

今日はパーソナルレッスン6回目のお稽古。
いよいよ折り返し地点です。



いつも感受性の高い彼女は
たくさんの心の変化を聴かせてくれます。

「前回のお稽古の後、
一緒に着物を選びに行って
あの着物を買ってから
たくさんの気づきがありました」と。
(着物選びの日記はこちら


どうやら本質の部分にビンビンくる
気づきだったようです。

着物はただの布ではありませんから
当然のことといえば当然のこと。

その着物との出会いも
彼女が書いてきたシナリオ通り、
そこに私というお手伝いがいることも
彼女が選んだ必然なんですけどね。

そういう彼女の変化が
顕著に現れる一コマがありました。

長襦袢を着て着物を羽織るのですが
皆さんならどう羽織りますか?

洋服と同じ、
こんな感じで羽織りませんか?


これ、私の教室ではNGなんですよ。
おっとこ前な仕草ですよね〜

彼女、これをやっちゃったんです 笑
今までしたことないのに…何故?


やった瞬間、彼女もすぐに気がついて
やっちまった〜の顔 
時が止まったそうです 笑

「Yちゃん、めっちゃおっとこ前の
男性性が出たね〜爆
そこはお願いだから女性性出してこ〜笑」と
二人で大笑い。

着物が好きな方って
結構男性性の強い方が多いです。

でも本質の奥の奥、深〜い部分は
めちゃめちゃ女性的。

男性性も女性性もあるのが当然であって
大切なのは調和がとれていること

男性性の強い方は
女性性の着物を纏うことで
調和をとっていたりします。


私も然り。
見た目は女性的と言われる私ですが
話をするとサムライとよく言われます。

時には刀を持っていると 笑
(見えるのか?)

何事もバランス、調和が大切です。

無意識に出た行動だけに
彼女はその男性性の部分で
大きな気づきがあったようです。


ではどのように着物を羽織るかと言いますと


着物の両衿を片手で持って後ろに回し
両手でそれぞれの衿を持ち直し
お尻の辺りで一度パーンと開きます。



それからスルスルと背中に沿わせて
上にあげていき肩にのせる。


めちゃめちゃ色っぽくて素敵でしょ♡
(夏物の長襦袢なので透け感が
セクシーすぎちゃってすみません)


女性性最高潮のシーン♡


私は生徒さんのこの姿を見るのが大好きで

「なんて美しいの〜!
着物を着る仕草さえ日本女性は美しい。」

と、しみじみ思うんです。


いつか100人がこの動作をしているところを
後ろで見たいと思わさせてくれるほど
毎回美しいなぁって思います。

そんな美しい仕草を
ぶっ飛ばそうとしたYちゃん。

愛おしいです♡

彼女からこんなコメントが

「いろんな私を引き出してくれる
浩加さんとお着物に感謝です」と。

ありがたいお言葉です。
私の方こそ学ばさせていただいております。

心から感謝。