お知らせ・日記

HIROKA KISHIMOTO

取材していただきました

日々のこと

昨日の鼓のお稽古で
左肩甲骨あたりが筋肉痛です…
先生のおっしゃてた通り。

でもこの少しの痛みが
普段使っていない筋肉を使ったのだと
嬉しくなります。笑

これも慣れですね。


さて、今日はZoomにて
取材をしていただきました。

取材をしてくださったのは
22歳の学生起業家、白江勝行さん。


「とらくら」という
伝統工芸を次世代に繋ぐため
全国34名の学生で組織されている
学生団体の代表をされています。



学生アンバサダーの皆さんたち
可愛くって仕方ないです♡


若い世代に向け
着物の魅力を発信するアカウントで
全国の着付け教室や
伝統工芸の職人さんたちを
紹介しているそうです。

偶然にも私の教室に目を留めてくださり
お話しさせていただくことに。

白江さんはとらくら以外にも
会社を2社起業されていて
穏やかで物腰柔らかい雰囲気とは反対に
とてもアグレッシッブ。

ひとしきり私の着付け教室について
お話しをさせていただいた後

白江さんの今後のお話をお聞きしました。

D2C
(自ら企画、生産した商品を
広告代理店や小売店を挟まず
消費者とダイレクトに取引する販売)

で着物や小物類等の販売もされていくと
教えていただき、
本物で価値ある着物や小物を
少しでも価格を抑え購入できるなんて
そんなありがたいことはないなと
彼を応援したくなりました。

せっかくいい物を作っても
お値段問題が大きい着物業界。

特に若い方達にはなかなか
手が出るものではありません。

モノづくりの過程を見れば
高価で当然と納得いくところではありますが
代理店や小売店を挟むと
驚くほど価格が上がってしまう。

そこを少しでも価格を抑え
消費者のもとに渡ることができれば
今よりずっと購入しやすくなります。

着物って反物買ってハイ終わり!
ではないですからね。

袷にするなら胴裏に八掛
湯のし、仕立て代と
反物以外に数万円別途かかってしまう。

なのでやはり何かと高価なものなのです。

そういった価格問題が改善し
購入される方が増えれば
職人さんたちの技術が
途絶える可能性が低くなります。

実際問題、
「ここの帯はもう手に入らないよ
織元さんが閉じてしまったから」
などと、辞めてしまった職人さんのお話を
問屋さんからよくお聞きします。

本当に残念で仕方ありませんが
作っても売れなければ
そうせざるを得ないですものね。

そういった現状の中
着物業界に一筋の光が見えたような気がして

私の記事云々よりも
このとらくらの未来が
楽しみになった私でした。

着物業界の光となるワクワクのお話
楽しい時間を過ごさせていただきました。

ご縁をいただきましたこと
心から感謝です。