お知らせ・日記

HIROKA KISHIMOTO

上巳の節供

日本文化

本日3月3日は「上巳の節供」ですね。


着付け教室の生徒さんや
おもてなし講座のお仲間たちと
倉敷市児島にあります
「野崎家たい暇堂」で開催中の
おひな同窓会&お茶会に行ってきました。


偶然にもお友達のお点前を拝見、
彼女のしなやかさと美しさに
豊かな時間を過ごすことができました。


床飾りやお菓子などは
やはりお雛様にちなんだ物が多く
知識不足、経験不足の私でも分かりやすい
ありがたいお茶会でした。



お茶会後は圧倒されそうなほどの
お雛様の数々「おひな同窓会」を
拝見してきました。



時代の流れと共に変化するお雛飾り、
江戸時代から平成までのお雛様がありました。

例えば、昭和44年ごろまでは
雛飾りの最上段には
「御殿」が飾られていたようです。



生徒さんが教えてくださったのですが、
針のような棒で組み立てるそうで、
結構複雑で難しいそうです。

しかし、昭和45年以降は
宮大工さんが少なくなり
御殿飾りを作られる方が激減したそうです。
えっ?雛飾りを宮大工さんが???
それはかなり精巧なつくりだったでしょうね。

其れからというもの、ご存知の通り、
屏風が後ろに飾られるようになっています。




こちらはとても珍しい「享保雛」
野崎家が岡山9代目藩主池田茂政候より
拝領した内裏雛です。
高さが80cmもありとても大きく
お内裏様は足の裏と足の裏を合わせて座っています。
これはお公家さんたちの座り方、
武家さんたちはあぐらをかいて座るそうです。

その他にもたくさんのお雛様があって
その時代其々の特徴がありました。

最後は保育園児たちが作った
こちらのとても可愛らしいお雛様、
心動かされますね。



こちら「児島雛めぐり」は
3月10日(日)までの開催です。