お知らせ・日記

HIROKA KISHIMOTO

親孝行の旅 京都へ

時には旅へ

母は今年で86歳になります。
先日実家に戻った時
生前形見分けとして着物をもらいました。

法名も遺影写真も準備していて
本格的な終活が始まったようです。

そんな母から
「最後にもう一度お父さんの所に行きたい」
と言われました。

お父さんの所というのは
京都にある「大谷本廟(西大谷)」さんです。


(桜が見頃のいい時期でした。)

ここに父のお骨が納められています。

今年で43回忌、ほんとよくここまで
女手一つで子供二人を育て
家を守ってくれたと感謝しています。

母との二人旅は21年ぶり。
子供の頃から母と旅行をしたことがなかったので
母と二人旅の思い出を作りたく、
そして嫁ぐまで育ててくれたことへの
感謝の気持ちとして
結婚してすぐに主人にお願いして
二人旅をさせてもらいました。

その時は栃木県の日光東照宮へ。

今回が人生2回目の母との二人旅。

岡山から車で大谷さんへと向かいました。

お骨が納められている仏壇を開き近況報告。
見守ってくれていることへの感謝を
いつも通り言葉にして伝えていました。

この母のおかげで今の私がある。
母の小さな背中を見ながら
感謝の想いを送りました。

昭和10年生まれで
戦争を経験していますからとても強い母。
「何くそ!と思ってやりなさい」という
言葉を何度言われたことか・・・。

母は生まれた時から
苦難の多い人生でしたから
他人にも自分にも負けないよう
自身を奮い立たせるための
言葉だったのかもしれませんね。

そんな反面、情にもろく
困っている人がいれば放っておけず
自分の体力の限界を超えてまで
人のお世話をする母でした。

そんなことをしみじみ思い出しながら
母の娘でよかった。
今まで元気に生きていてくれてありがとうと
感謝の気持ちでいっぱいになりました。


大谷さんが終わり、次に向かったのは
「ゲストハウス&サロン 京都 月と」


ご店主の山内マヤコさんにお会いしてきました。



着物の楽しさを教えてくれた母と
着物が繋いでくれたご縁旅ができたこと
本当に感謝しかないですね。

父がくれたご褒美かしら?♡


月とではとても素敵な時間を過ごしました。
そのお話は明日へと続きます。