お知らせ・日記

HIROKA KISHIMOTO

取れないシミの解決法

着物の手入れ

水無月の朔日

今朝は神棚のお供えを新しくし
神様のおさがりのお抹茶で一服。


お菓子は先日のサプライズ旅で購入した
碌寶焼をいただきました。


朝の始まりに、心穏やかで
美味しいものをいただけると
間違いなくいい1日になるって思いますよね。


実際とってもいい1日だったんですよ♪


さて、今日は私の失敗話を…

私はなぜか薄いベージュ系の着物を着ると
大胆に汚してしまいます 笑

気をつけていてもやってしまう…

シャンパンを胸元に3度激しくこぼした時は
流石に自分でも呆れたほど…


おそらくあのスリムでお上品な
シャンパングラスが
大口開けて笑う私の口には
合わないのかと…笑


それでも懲りずに
薄ベージュの着物を着る私、
ついにどうしても取りきれない汚れを
つけてしまいました。泣

袖についた小さなシミで
なかなか気づけず
放っておいたのもいけなかったのです。


ある程度シミ取りしていただいたのですが
これ以上取れませんとご連絡いただきました。



本当に小さなシミ・・・

けれど薄い色だけに
やはり目立っちゃうんですね。

上品な若松の飛び柄が
気に入っているだけに
諦めるわけにはいきません。

するとお店の方から
あるご提案をしてくださいました。

それは「柄足し」

シミの上に同じような柄を描いて
分からないようにする方法です。

今までしたことがなかったので
どのようになるのか興味がありましたし、
他にも同じように悩まれている方がいれば
お教えできると思いお願いしました。

柄足しされて戻ってきたのがこちら↓↓↓

どこにシミがあったか
お分かりになります?

元々こういう柄だったかのように
馴染んでいます。

素晴らしい技術!!

よ〜〜く見れば
やはり微妙に違うのですよ。



けれどこの直し方素敵でしょ♡


「これでまた着られる♡」と、
ほんと嬉しくって。
お願いしてよかったと感謝でした。


柄足しお値段、気になりますよね?
この模様一つで、
奥様、¥5,500でございましたわよ!


着られないかもと諦めていたものが
また着られるようになるのですから
高くはございません。


この着物を見るたび
私のお転婆エピソードを思い出し
柄足ししたことで
オリジナルの着物になった愛着が増し
益々愛おしくなります。


ご提案くださった方
そして、職人さんに感謝です。
ありがとうございます!