お知らせ・日記

HIROKA KISHIMOTO

半衿の見せ方・抜き方で雰囲気を変える

着物

先日、無事「まくあき」が
終了いたしました。
お越しくださった皆様
本当にありがとうございました。

今回も着物レンタルのお手伝いと
着付けをさせていただきました。

生徒さんも来てくださって
着付けて欲しいというのでお手伝いを^^


長襦袢と着物を着せ、衿を合わせていると
「先生、今日は衿が違いますね。
いつもより抜いてますね。」と言うのです。

わずかな事ですがそこに気づいた生徒さん、
素晴らしい!!

いつもこちらの生徒さんには、お稽古で
衿はあまり抜かないよう教えています。

それは着ている着物が紬という
普段着であること、
そしてショートヘアであることから
スッキリと粋に着た方がお似合いなので
そう教えています。

今回はパーティーに参加する為
品のいい豪華な訪問着を持って来られました。



華やかな場所に行く場合、
また略礼装である訪問着の場合は
普段着に比べ、多めに衿を抜いたほうが
盛装感があっていいのです。

そして、半衿の見せ加減は大体
指1~2本分と教えています。

私の場合は2本分、
柄物でしっかり見せたい時は2.5本分
見せています。

こちらの生徒さんは粋で格好いい雰囲気を
お持ち、スッキリと着こなされた方が
断然お似合いになられます。
こういった場合は、
指1本分くらいと教えています。


衿はパット目が行く場所だけに
同じ着物を着ていても
衿の合わせ方、抜き方が変われば
雰囲気が違ってきます。
TPO、着物の格、柄等によって、
衿の見せ方、抜き方を変える。

これもまた着物の面白さですね。