お知らせ・日記

勝山のお雛まつり

時には旅へ

岡山の県北にある勝山
五日間、町中にお雛様が飾られる
「勝山のお雛まつり」


今日はエコルヴェ熱血着物部のみなさんと
行ってまいりました。

勝山に行く前に立ち寄ったのは
久世(くせ)にある
旧遷喬尋常小学校校舎。


映画の撮影やドラマのロケに
よく使われています。


イノシシ「真庭のシンちゃん」とも一緒に。

 


勝山に到着しました。

今日は天麩羅たかはしのご店主高橋さんの
アテンド付き。
(高橋さんの天麩羅は薬膳の知識を取り入れた
美味しくて体にいい天麩羅です。
ぜひ行ってみてくださいね!)


高橋さんはなんでもよくご存知で、
勝山の商店の皆様とはほとんど顔なじみ。
高橋さんのお陰で
皆様に大変よくしていただきました。


商家が連なる町に入ればいたるところにお雛様が。


どれも年代を感じる素晴らしいお雛様ばかり。

中でも印象的だったのは、
214年も続く御前酒蔵元辻家のお雛様。


奥様が一番気に入られていると仰っていた
お雛様は大正四年に作られたもの。


三人官女の今にも動き出しそうな
躍動感あるポーズが大好きなのだそう。


お干菓子などもとても繊細に作られていて
何から何まで感動するお雛様でした。

ちょうど辻家「如意山房」では
国際的に活躍されている
奈良平宣子さんの作品が展示されていて
コンテンポラリーな作品と
古典的なお雛様とのコラボレーションが
共存する素敵な空間。


(真ん中の青いジャケットの方が奈良平様。
向かって右端が蔵元辻家の奥様)

奈良平様直々に
作品のご説明をしていただけるという贅沢。

奈良平様、ありがとうございました。

最後にご案内いただいたお部屋がこちら


立派なお雛様や


愛嬌あるポーズのお人形


本物と同じように作られた和箪笥。
着物裂が入っていて
見ているだけでワクワクしちゃいます♡


最後にSPレコードを聴かせていただきました。

ノイズすら心地いい味のある音で
録音中の声も少し入っていたりして
その時の空気感をも感じさせる
深い音色にとても感動しました。

奥様、貴重な経験をありがとうございました。


勝山はのれんの町として知られています。



80軒以上もの軒下にのれんがかけられていて
斬新なデザインやユニークなデザイン
その店の商売を表すデザインで
のれんを見て歩くだけでも楽しい町です。

これらののれんは全て
ひのき草木染色工房さんの作品。

主宰されている加納容子様に工房内を
ご案内いただきました。


染色について色々とお教えいただき
ありがとうございました。

昼食には先ほどの御前酒蔵元が経営する
「西蔵」でお雛膳をいただきました。



春を感じる食材ばかりで
どのお料理も美味しい。

酒元だけあって銀鱈の粕漬けが最高でした。

最後はCLT勝山図書館を訪ね
館長である杉浦様にご案内いただきました。


普通の図書館なら天井高くまで
積まれている本たち。

ここでは背の低い方にも取りやすいようにと
本棚の高さが低く
とても開放的な空間になっていました。


しかもCLTという木材を使っているので
暖かみがあり、おしゃれな椅子や
ゆったりと過ごせるこの空間、
とても羨ましく思いました。
近ければしょっちゅう通いたい・・・


子供コーナーも充実していますし


映画を観られるお部屋も。

住民の意見が取り入れられているコーナーもあって
利用者の皆さんと作り上げていて
いつでも通いたくなる素晴らしい図書館でした。


ちなみに図書館のお雛様たちは
本を読んでいましたよ。


杉浦様ご案内ありがとうございました。

1日では堪能しきれないほど
魅力的な町、勝山。

そして、着物が合いますね。

いい味だしてる居酒屋さんや
お蕎麦を提供してくださるBARなども発見!

今度は泊まりで来たいねと
後ろ髪引かれながら帰路に就きました。

今年のお雛まつりは今日で終わってしまいましたが
来年は皆様もぜひ足を運んでみてくださいね。

今回の充実した勝山
高橋さんのお陰です。
素晴らしいアテンドありがとうございました!!


最後に着物あるある
カメラマンに激写されます 笑


お読みいただきましてありがとうございます。

感謝。