お知らせ・日記

HIROKA KISHIMOTO

上巳の節句を愛でましょう

日本文化

もうすぐ3月3日上巳の節句
いわゆる桃の節句ですね。

お雛様を飾ったり、桃の花を飾ったり
お祝いの準備をされていらっしゃる方も
いるかと思います。


二十四節気の「雨水」にお雛飾りを始めると
良縁に恵まれるという言い伝えがあるそうで
なんと本日2/19がその雨水に当たり3/6の啓蟄に片付けるといいそう。

それは物を大事にする精神をもって、出しっぱなしにしないでいましょうという意味合いもあるそうです。

私は先週子供達と一緒に飾りました。
フライング 笑
それもまた善しとして
今日はその節句についての講座を受講しました。

講師は日本四季大学四季薬膳認定講師
薬膳アドバイザー 古谷育子先生



日本ならではの大切な節句
子供達に伝え、受け継いで欲しいですからね。
家族にアウトプットできるよう
育子先生の面白発言に大笑いしながら
しっかり学んできました。

さて、上巳の節句(桃の節句)
どういった節句でしょう?

「女の子をお祝いする節句」
そう思ってらっしゃる方、多いかと思います。
実はとっても深かった。

詳しくは知識溢れる育子先生から
お聴きするのが一番ですので
ぜひ講座を受講いただくとして、
単刀直入にお伝えすると

春の農作物の作付けや海河の漁が盛んになる季節を
無事に迎えるための祈りの行事だったそうです。

「花見」が秋の豊作を祈り、前もってお祝いすることで
豊作の願いを引き寄せる「予祝」であるように
節句も同じ、次の季節の実りを祈り引き寄せる
「予祝」だったのです。

自然の恩恵を受けられるか受けられないかは
古の人たちにとって、生死を分ける大きな問題
節句は欠かせない行事だったのですね。

季節毎に変わる自然の恩恵
節句が季節の節目にあるのも納得です。

次回は益々楽しみ「春の養生」の講座があります。
(お申し込みはこちら
お上品な育子先生ですが
とってもお茶目な一面が垣間見れて
とっても楽しい講座です。

健康な体は食で養う!
大病する前に未然に防ぐことができたら
どんなにありがたいことか。
食事は毎日のことですから
しっかり学びたいですね。



こちらは有職菓子(ゆうそくがし)の
引千切(ひちぎり)といって
上巳の節句にいただく和菓子だそうです。

中は白あん。
ご覧の通り
紅・白・緑の3色が使われています。

紅白=子孫繁栄
緑=邪気を払う

という意味があるようで菱餅も同じ3色。
春らしい柔らかな色の中
素晴らしい「おもい」が込められています。