7月31日(2022年)
「藤戸」演能会
日本文化今日はお着物仲間と
倉敷までお能を観に
その前に
フレンチレストランPremierで
ランチをしました
あまりにもコスパがいいので
すっごくオススメです!
さて、今日の演目は「藤戸」
簡単に解説させていただきますと
岡山児島にゆかりのある
源平合戦でのお話
源頼朝の家臣 佐々木盛綱は
海を馬で渡るという手柄を立て
備前国児島を賜るのですが
その海の浅瀬を教えたのは
地元の若い漁師
しかし、この浅瀬の存在を
他人に教えることを危惧し
先陣の功労を奪われることを
恐れた盛綱は
漁師を殺してしまうのです
漁師の母親は盛綱の前で
さめざめと泣きだし
盛綱に殺されたと
海を馬で渡るという手柄を立て
備前国児島を賜るのですが
その海の浅瀬を教えたのは
地元の若い漁師
しかし、この浅瀬の存在を
他人に教えることを危惧し
先陣の功労を奪われることを
恐れた盛綱は
漁師を殺してしまうのです
漁師の母親は盛綱の前で
さめざめと泣きだし
盛綱に殺されたと
訴えるのですが
「身に覚えがない」と
盛綱は言い返します
しかし母の愛
念いは強いですね
恐れることなく
「せめて事実を認めて
後に残った家族を慰めてくれれば
少しは恨みも晴れるのに」
と盛綱に詰め寄ります
その様子に観念した盛綱は
真実を語り
漁師の供養を母親に約束します
盛綱が供養をしていると
その漁師が亡霊となって現れ
海に沈められ、潮に流され
岩の狭間に流れ着き
藤戸の水底の悪龍となって
恨みを晴らそうと思ったと
語ります
しかし思いがけない弔いに
その漁師は成仏得脱の身と
なるのでした
お能は人の情念が昇華される
お話が多いですが
「身に覚えがない」と
盛綱は言い返します
しかし母の愛
念いは強いですね
恐れることなく
「せめて事実を認めて
後に残った家族を慰めてくれれば
少しは恨みも晴れるのに」
と盛綱に詰め寄ります
その様子に観念した盛綱は
真実を語り
漁師の供養を母親に約束します
盛綱が供養をしていると
その漁師が亡霊となって現れ
海に沈められ、潮に流され
岩の狭間に流れ着き
藤戸の水底の悪龍となって
恨みを晴らそうと思ったと
語ります
しかし思いがけない弔いに
その漁師は成仏得脱の身と
なるのでした
お能は人の情念が昇華される
お話が多いですが
今回もなかなか重いお話…
お能はまだまだ不慣れですが
歴史に疎い私にとって
歴史を知ることが
お能に触れる楽しみのひとつ
そして何より楽しみなことは
やはり装束ですね
亡霊となって出てきた
漁師の装束は
遠目からは網目状のような
波にも見えるような
この装束に意図された背景に
興味が湧きました
ご一緒してくださった皆さまも
初めてのお能を喜んでくださいました
ありがとうございます!
そうそう
こちらの盛綱の銅像のお写真 ↓↓↓
奇しくも帰り道で
ご一緒した雅子さんが
発見したんですよ
発見したんですよ
すごい偶然!
日本文化に触れる
豊かな時間
これからも
大切にしていきたいと思います
感謝
日本文化に触れる
豊かな時間
これからも
大切にしていきたいと思います
感謝