お知らせ・日記

HIROKA KISHIMOTO

着物のご縁でパースへ

時には旅へ

2020年新しい年が明けました。
皆様にとってかけがえのない
最高の一年となりますように。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


さて、今年初の日記は年末年始に行ってきた
オーストラリア、パースでのことを
記したいと思います。

まず始めに、現在オーストラリアは
山火事による災害が4ヶ月も続いています。
美しい自然の破壊、家屋の倒壊、
そしてたくさんの動物の命まで・・・
本当に胸が痛みます。
少しでも早く鎮火することを願うばかり
1日でも早く平穏な日々が戻りますよう
心よりお祈り申し上げます。
(オーストラリア山火事2020募金方法はこちら

さて、年末年始を過ごしたパース
最高に美しい街でした。

今回の旅の目的は主人孝行。
日々の疲れを癒し心身ともに寛いで楽しんでもらう
それが目的だったのですが・・・
主人以上に私が楽しませてもらった
それは言うまでもありません 笑

パースには姉のように慕う方がいます。
パース着物クラブ会長のIzumi Woodsさん。

イメージコンサルタントのお仕事をされていて
女優業もされたりとマルチなご活躍。

いずみさんとはSNSをきっかけに
私の着物に対する「おもい」に共感してくださり
帰国時に会いたいと連絡をいただき
お会いしたことが始まり。
(その時のブログがこちら

そんな素敵ないずみさんのお家を
バケーションハウスとして使わせていただくことに。

(す、すみません。子供達は完全に
自分の家と化しています)

とっても気持ちよくって海外ドラマそのもの
居心地よくゆったりと寛げる最高のお家でした。

パース空港に到着してから初めて尽くしの連続
まずはレンタカーを借り、海外初運転。

オーストラリアは日本と同じ左側通行、右ハンドル
道幅広くとても運転しやすい。
ラウンドアバウトと言われる環状交差点も
Google map先生のナビが上手に教えてくださって
すぐに慣れました。

初オーストラリアのスーパーマーケット





初ユーカリの木(木肌が滑らかでビックリ)




フリーマントル(ヨーロッパの雰囲気が残る観光地)

(花嫁さんを発見♡)



スワンバレーのワインセラー巡り



ロットネストアイランド
(船で45分ほどのリゾート観光地)


インド洋の水は思いの外冷たく
15分泳いでブルブル震えておりました。

可愛いクオッカ
(ピカチューのモデルと言われてます)

たくさんの初めてを体験をしましたが
中でも私にとって大切な初めては
「海外で着物を着る」こと。

海外の方は着物にどんな反応をされるのか
それを感じたかったのです。
そしてもう1つ大切なこと、
私の誕生日である大晦日を海外で過ごすことも。


いずみさんから「パースに来て何したい?」
と聞かれたので
「着物を着て大自然の中で今まで生きて来られたこと
神様、ご先祖様、そして自然に感謝の献茶をしたい」と
伝えたら、それならここがいいよ!と
キングスパークを勧めて下さいました。

パースの美しい街と大きなスワンリバーが見え
青々とした美しい芝が広がるキングスパーク
最高の場所をご提案してくださいました。

芝の上に毛氈を敷き、
お茶の道具はいずみさんが貸してくださって。
お菓子は日本からお干菓子と岡山名物吉備団子を。




まずは感謝そして祈り。


そして心を込めて感謝のお点前。


なんとも幸せでありがたさが込み上げ
感動の涙が溢れてきました。


本当に幸せだなぁとしみじみ。
泣いている私の所に目を潤ませ来てくれたいずみさん。
私と同じように感じとってくださるとっても優しい人
素晴らしい方とご縁をいただいたことに
またまた感謝。

人生史上最高の誕生日でした。



着物は主人の母方の祖母の夏着物を。


初めての海外着物
何を着ようか考えていたら
パースに発つ2日前に
偶然袖直しから戻って来ました。

着物の「おもい」を受け継ぐ
大切さを伝えている私にとって
主人のおばあちゃんから受け継いだ物
ピッタリの着物です。
全てなるようになっていますね。

着物全面に描かれた茶屋辻文様の古典柄


キリッとした青が目を惹き日本の美を伝えるに
ふさわしい一枚。

そして大好きなカナウ・ジュエリーの帯留も。
今回パースに行くにあたり
新しい帯留を連れて行きたくて選びました。


ムーンストーンの光の反射によって
表情が変わる美しい輝きと
そして優しい白色に惹かれて。
ジュエリー作家の真由美さんは
「きんと雲のようなイメージよ」とおしゃって
ビュンビュンどこでも飛んで行けそう。
メッセージは「きらめきを纏い飛び立つ」でした。

これからどんどん世界に飛んで行く機会に
恵まれるといいなぁと思っています。

そして一番楽しみにしていた外国人の方の
着物への反応。

何人もの方に声を掛けられ、お写真も。




(ここでも幸せいっぱいの花嫁さんに)

立ち寄ったスーパーでは
「It’s so beautiful !」と声を掛けていただいたり
おじさんからは無言でThumbs upのサイン 笑

着物の素晴らしさが伝わっていると実感
本当に日本人として誇らしく思いました。

5泊6日のオーストラリアの旅
初めて尽くしに大興奮でしたが
いずみさんが仰る「暮らすように旅をする」
どこでも車で移動し、ふらっとお店に立ち寄る
楽しくのんびりゆったりと
実際暮らしているような気分になれた
この体験が今後の私の旅に変化が起きそうで
既にワクワクしています。

とても明るいパース着物クラブの方たちにも
お会いできお話をさせていただいて
とっても楽しい時間を。


(親しみやすくポジティブなエネルギーいっぱいの
みちこさん、美しい方でしょう。)


(大阪出身のあいさん、わざわざメッセージくださって
会うことが実現。日本の心を忘れない知的な
大和撫子さんです)

今までに経験したことのない感動と体験を
いずみさんのお陰でさせていただくことができました。
着物をやってて本当に良かった。
着物が繋いでくれた
いずみさんとの素晴らしいご縁に
心から感謝しています。



いずみさん、
本当にありがとうございました。

感謝。