お知らせ・日記

色留袖がお嫁入り

着物
今日の朝日。


日の出の時間がなんとも愛おしい♡

手を合わせて大切なひとたちを想い
健康と幸せを祈る時間。

気持ちの良いスタートができました。

今日は午後から生徒さんが
色留袖を引き取りに。


お預かりしていた着物と帯たち



本日こちらの色留袖が
最後のお嫁入りとなります。

知人を介してご縁をいただき
まだお会いしたこともないのに
預けてくださっていた大切なものたち。
きっと想いが同じ方なのでしょう。


全てお嫁入りとはいきませんでしたが
着物を愛して下さる方たちのもとに
嫁いでいって本当によかったと思う反面

日本中の箪笥に眠っている
同じような着物や帯たちのことを思うと
なんとも言えない気持ちにもなります。

だってね、きっと10分の1以下の
価値になってしまっているんです。

こんなに緻密で
美しい刺繍の色留袖なのに。






職人さんたちや蚕さん
それにこちらのお着物を
ご準備してくださった方の想いを考えると
切なくて申し訳なくて・・・
そんな気持ちになります。


数ヶ月、この子たちと
一緒にいて愛着が出てしまったのか
なんだかなーと、国を背負う癖が
ひょっこり出かかりました 笑


今の私にできること
純度の高い想いを伝えていく
ただそれだけです。

嫁ぎ先の方たちに
ずっと愛され続けますように。

お迎えくださった皆様に
心から感謝申し上げます。


そうそう。
私のFacebook投稿をご覧になられて
「義母がめちゃ自慢げに喜んでいます。」
と持ち主のM様がメッセージを下さいました。

そして、
「着物は人の目に触れてもらうこと
人に来てもらうことが
一番嬉しいですよね」とも。

ほんと、そうですよね。
多くの方の目に触れていただけるよう
発信し続けていく大切さ
改めて気付かせていただきました。


ありがとうございます。