初釜のお着付け(振袖)
着付け1月が終わろうとしています。
今年に入りオンラインレッスンが増え
そしてお稽古も。
とてもありがたく感謝と充実の日々、
なかなか日記を記せずにいますが
着物に関することは
みなさんの参考になればという思いと
自分の記録として残したく
日にちが遅れてではありますが
思い返しながら記しております。
さて、成人式のお着付けの翌日も
振袖のお着付けをさせていただきました。
以前もお着付けさせていただいたお嬢様で
2年ぶりの再会。
しかも2年前の同じ日に
お着付けをさせていただいたという
1月11日はこちらのお嬢様と
ご縁がありそうです。笑
聞けば、茶道を習い始め
今日が初釜ということで
振袖を着るらしく、
彼女のおばあさまがご用意した
振袖と袋帯。
爽やかな水色の地色に梅
そして吉祥柄のオシドリが描かれた友禅、
爽やかでハツラツとした彼女に
お似合いの振袖でした。
初釜といっても
私は茶道の世界のことはよく分からず
帯結びが成人式のように
華やか過ぎてはいけないのではないかと思い
お茶に精通されている呉服屋さんにお尋ねし
案の定、華やかというよりは古典的な
「ふくら雀」がいいのではないかと
教えていただきました。
ふくら雀といえば
未婚の女性皇族の方々が結ばれる帯結び
着付けの世界では基本中の基本、
最初に学ぶのがこのふくら雀ではないでしょうか。
振袖には華やかな帯結びが好まれるので
普段ほとんど結ぶことがなく
いざ結ぶとなると少し緊張します。
簡単な帯結びではあるけれど
画数の少ない漢字ほど
バランスが難しいように
シンプルだからこそ
羽の大きさ左右のバランスが明白で
難しく感じる帯結びです。
帯揚げ、帯締めは飾らず「本結び」で
帯揚げは控えめに見せるのが私好み。
今日もとっても素敵な笑顔♡
2021年良いスタートとなります様に。