お知らせ・日記

ちと早い五十の手習い

鼓じかん

まさかねぇ・・・
私がねぇ・・・



そうなんです!
私、今日から小鼓を習うことになりました。


4年ほど前だったでしょうか
大好きなブルーノマーズと
星野源さんの対談で、ブルーノが

「火を囲んでドラムを叩くと
村中の人たちが踊り始める。
ドラム (リズム)が素晴らしければ
多くの人を踊らせることができるんだよ」
と話していて、

いつも人を楽しませるブルーノの音楽は
原始的なこのドラム (リズム)にあるのだと
打楽器に興味を持ったのがきっかけでした。


それから昨年
クリスタルボウルの演奏会に誘っていただ際
イランのトンバクという楽器の音色を聴いて

「これこれ、この音色!
体の内側から喜びが湧き上がるような
この音好き♡」と

体の芯に響くエネルギッシュな力を感じて
やってみたいと強く思うようになりました。

そして3月、着物仲間のご縁で
ご紹介いただいた先生にご挨拶に伺った際、
せっかくですから見学でもと仰っていただき
見学させていただいたのが鼓のお稽古。

その時、奇しくも高校の音楽の先生の
奥様がいらっしゃって。ビックリ!

ここでお会いするとは何かのご縁
やってみようかな・・・となりました。笑

鼓に興味はありましたが
まさか自分がやるとは夢にも思わず

ただ決めた一番の理由は
先生がとてつもなく素敵な方だったから。

とても大事なところです。

70歳を過ぎた今でも
日舞に鼓にと精力的に教えていらっしゃいます。
とても柔軟でどんな変化にも対応できる
適応能力の高さと

千人鼓の会でギネス記録に挑戦し
保持者となられたアグレッシブさ

教える側の立場としても
きっと多くの学びがあると感じています。

今日先生とお話ししていたら
私が習っていたお箏のご宗家と
よく演奏会をしていたとお聞きし、
30年以上前、もしかしたら
演奏会でご一緒していたかもしれませんねと
ここでもご縁の繋がりを感じました。

そして今日はなんと
一粒万倍日で天赦日という
何かを始めるには最強に佳き日らしく
実は先月始める予定だったのですが
緊急事態宣言で延長になり今日に。

素晴らしい日にスタートできて
ありがたい限りです。

しかも今日、お稽古前にどうしても
行きたかった場所があったので
そちらに行きましたら



「鼓瀧」を発見。笑

鼓を叩くような音色が聴こえるとやらで
しばらく聴いておりましたけど
ゴーーーーッという音しか
聴こえませんでした チーーーン。


でもでも、こんなベストタイミングで
「鼓瀧」現れる?と可笑しくなって

私にとって鼓は
人生を豊かにしてくれるものだと
確信しております。

現に初回から早くも鼓の奥深さを感じ
楽しくて仕方がない。

もちろん、ポンポンという音色までには
程遠いけれど

久しぶりの学ぶ楽しさ。
幾つになっても学ぶことを始めるのに
遅いということはありませんね。

六十の手習いにはまだ遠く
五十の手習いにはちと早い。

いろんなご縁が繋がり
鼓のお稽古が始まりました。

ご縁を繋いでくださった方々に
心から感謝申し上げます。

来年のお正月の初舞台目指して
楽しんで励みます!!