お知らせ・日記

人生一度っきりの初舞台

鼓じかん

昨年の6月より習い始めた「鼓」
今日が初舞台でした。


舞台はなんと後楽園の能舞台


こちらの舞台は私にとって
とても思い入れがあり
ご縁のある舞台でして

大切な魂友がこの舞台にて
天に志を誓った場所でございます。


鼓を習い始めてすぐの頃は
覚えることができず
山に一ヶ月籠りたいと嘆き

一人で打った時には思いの外
いや、ほとんど打てなくて
自分のメンタルの弱さに嘆き

「難しいー覚えられなーい!」と
嘆いてばかりの私でしたが

悔しさをバネにするタイプの
わたくしでもあります
練習はできる限りして
なんとか全て覚え当日を迎えました。


緊張はしていないと思っていたのですが
鼓を持たずに家を出てしまったという
とんだサザエさんぶり 笑
やはり緊張していたのでしょうか?

すぐに気づいたので問題なく
自分でもおかしくなって
すっかり力が抜けました。


お陰様で本番では
全く緊張することなく
ノーミスでやりきったわたくし。
偉い!!と自画自賛。笑

大変楽しく初打ちせていただきました。

「岸本さんの初舞台なんだから
あなた真ん中ね」の先生からの予告通り
がっつりセンターに座らせて頂きまして


もう何年も習ってる貫禄が出てたと
友人たちに言われました。


今日の着物はアンティークの訪問着に
ヨーロッパの雰囲気漂う帯を。


コロナ禍前は海外公演もされていたそうで
またそのように皆さんで行ける日が来るよう
願いを込めてこの帯にいたしました。


そして、帯〆は「着物の心得」の
師匠としてお慕いしている
上野にある鴎外荘のみさ子女将から
いただいた道明の帯〆を。

みさ子女将の強さにあやかりたく
締めさせて頂きました。

全く緊張しなかったのは
やはりみさ子女将の帯〆の効果か!

いろんな方に支えて頂き
無事初舞台終了いたしました。








家族はもちろん
大切なお友達、お友達家族も
見に来てくださって
本当にありがとうございます!

朝からおっちょこちょいの私に
メッセージをくださった生徒さんたちの
応援もとっても励みになりました。

皆さんのお陰でとても心強く
楽しんで演奏することができ
一生に一度っきりの初舞台は
最高の思い出になりました!


心より感謝申し上げます。