お知らせ・日記

HIROKA KISHIMOTO

十三詣りお着付け稽古

想い


『金駒(きんこま)刺繍🪡
ってご存知ですか?

駒に巻きつけた太めの金糸を
模様の線に沿って
綴糸(つづりいと)で
縫い留める技法です

着物の模様が立体的に
そして華やかになります

先日、お孫さんの十三詣りに
着付けをしてあげたいと
持ってきてくださったお振袖



金駒刺繍を拝見すると
どこか懐かしく感じるのは
私が幼き頃(昭和50年代)に
お仕立てされたものを
多く拝見するからでしょうか

今では十三詣りをされる方が
少なくなりましたが
無事成長の感謝と
これからの健康を祈念する
大切な行事

勉学だけでなく
生きて行く上で必要な
智恵も授けていただき

また、十三詣りで初めて
子供の仕立てから
大人と同じ仕立てになり
ここから美しい所作や
身振りを身につけていた
とも言われています

そんな大切な行事のお着付けを
お祖母様がなさってお支度をする

お孫さんにとって
きっと一生忘れない
思い出になるでしょうね

お話を伺うと
ご神仏をとても大切に
されていらっしゃるご様子

お陰様の御心をお持ちだからこそ
節目を大切にされていらっしゃる

私も見習いたいと思う
奇特でとても素敵な方です

お孫さんによく似合う
可愛らしい帯結びができました
とても喜ばれると思います

想いが届きますように

感謝