着物を着る心得
教室今日は午前中に約3年ぶりの
生徒さんがお越しくださいました。
お嬢様の入学式に着物を着たいので
練習したいということで。
久しぶりだったので
気が焦ったのか、何だか慌てた様子。
着物や道具類が散乱気味に。
まずは落ち着いて、必要なものだけ出して
必要ないものは端に片付けて置いておきましょうと
お伝えしました。
そして、午後のオンラインの生徒さん。
オンラインレッスンでは
開始時間には肌着、補正をして
お待ちいただいているのですが、
忙しい毎日に追われ、バタバタしていて
準備ができずにいた生徒さん。
肌着に着替え始めたのですが
肌着の衿がうまく抜けず何度もやってみる。
補正も形が崩れてしまい
綺麗に胴まわりに巻けていない。
そんなお二人に同じ言葉を伝えました。
「着物を着るとき一番大切なのは
心を整えることですよ」
今日の共通テーマでした。
時間がなければないほど焦ってしまいます。
そんな時、急いで着物を着ることが大切ではなく、
まずは「心を落ち着かせ整える」
そして、平常心で着物を着る。
これが結果、
一番早く着られるのだということを
私も何度も経験しました。
着物のみならず、
あらゆることがそうだと思うのですが
「衣服の乱れは心の乱れ」
着物は正直に心の内が表れます。
着物を着ることで精神を落ち着かせ
揺らぐ心を軸に戻す。
そんな風にいつも着物が
心を鍛えてくれている様な気がします。
今日、生徒さんがお持ちになった帯。
名前がひらがなで刺繍されているのですが
どこにあるか見つけられますか?
二人で見つけて5分もかかっちゃいました 笑
そろそろリーディンググラス必要かしら?汗
今日もお稽古させていただいたこと
とてもありがたいです。
感謝。