宗一郎の会「道成寺」
日本文化今日は生徒さんと京都に行ってきました。
目的は林宗一郎さんのお能
「道成寺」の観賞。
第5回目となる宗一郎の会
昨年はコロナで延期となり
一年待っての開催。
皆様、心から待ちわびていたかのように
この日、会場は満席でした。
雨男の宗一郎さん
(晴れの国岡山でお稽古の時は
ほとんど雨という生粋の雨男)
心配していた雨は降ることなく
会場に向かうことができました。
きっと生徒さんと私の
ピーカンパワーかと 笑
お能はまだ片手で数えられるほどしか
観たことがありませんが
この「道成寺」はお能の中でも大曲で
大変見所満載の演目だそうです。
確かに今まで観たお能の中で
一番見応えがあり
ハラハラドキドキ
そしてサプライズまで!
日本のエンターテイメントを
観た気がしました。
道成寺についてはこちらのサイトが
参考になりますのでご覧くださいね。
今回、お能を観賞させていただいて
見方が今までと違いました。
それはお囃子。
お気付きの方いらっしゃるかもしれませんね。
そう、やはり小鼓に目がいくように。笑
しかも道成寺の見せ場の一つ「乱拍子」は
シテという舞い手と小鼓で演じられ
両者の息づかいだけで間を合わせ
集中した世界を創っていきます。
とても引き込まれた場面で
小鼓奏者は何と!能楽界小鼓方の家元
大原源次郎先生でした。
透き通った凛とした音色
いつかあのような…と憧れますけれど
そんな恐れ多い!
簡単な道ではございませんね 笑
けれど、帰りに寄ったカフェに偶然にも
大原源次郎先生が入ってこられ
大変気さくにご挨拶してくださって
少しお話をさせていただきました。
もうすでに親近感。笑
お人柄も大変穏やかで
そしてユニークな方だということも
存じ上げておりました。
林宗一郎さんから、
「これはコツヅミ、宅配はコヅツミ
点で話が違うとはこのことです。」と
大原先生の国宝級ギャグを
教えていただきましたので。笑
いつか小鼓だけでなく
国宝級のギャグも披露できるよう
練習に励みます。
道明寺は危険も伴うため
命がけの演目。
宗一郎さんの気迫を感じる舞に
全身全霊注ぎ込まれていることが
分かりました。
今は無事に終えることができ
胸をなでおろしていらっしゃることと思います。
素晴らしいお能でした。
ありがとうございました。
今日のコーディネートは
生紬の手書き友禅の訪問着に
新垣幸子さんの八重山上布の名古屋帯。
生徒さんは絽の江戸小紋でした。
二人とも青系のお着物。
見た目の涼は大切ですものね。
久しぶりの着物お出かけ
着物を着て日本文化に触れる時間は
とても心が豊かになります。
これからもずっと、
こういう時間を大切にしていきたいです。
今日も素晴らしい一日でした。
感謝♡