お知らせ・日記

神御衣奉職始祭(かんみそほうしょくはじめさい)

神社
鎮守の杜


三重県松阪市に
天照大御神の衣
「神御衣(かんみそ)」が
織られる神社があります


「絹」は神服織機殿神社
(かんはとりはたどのじんじゃ)


左の女性4人は織子さんです


「麻」は神麻続機殿神社
(かんおみはたどのじんじゃ)


麻は織子さんが男性になります
(昔は絹も男性が織っていたそう)

それぞれの神社で織られた
絹と麻の反物は
10月14日の神御衣祭で
内宮にお供えされます

織り始めの儀式として
「清く美わしく奉職できますように」と
祈念するのが

【神御衣奉職始祭】
(かんみそほうしょくはじめさい)

奉職に関わる皆さまの
清らかで厳かな作法に

日本中の布を織る
織り手の皆さんの思いは
きっとここに繋がっている
そんな風に思いました


麻布を織る音は
「トン、トントン」と
低く柔らかな響き
胎児の心音に似た
命が生みだされる音

この杜の中で
静かに始まっています



この日の着物は
自然の恩恵に感謝して
自然と調和するものを

木々たちと調和してますでしょうか?

まだ暑さ残る今日この頃、単衣です

それにしても私の着物人生は
ここ松阪から始まったのに
住んでいた時には
この神社のことを
全く知りませんでした

知るタイミングが
やっと来ました
長かったなぁ…

頑張ってきたんだ私・・・
としみじみ

ありがとうございます