お知らせ・日記

HIROKA KISHIMOTO

コーディネート講座実践編

コーディネート講座

今日はとっても楽しみにしていて
そしてとっても楽しみにしていて下さった
コーディネート講座実践編でした。
参加くださった皆様本当にありがとうございました。



着物について多くの方が思っている
「何を組み合わせたらいいのか分からない」
ここを解決すべく
今回はお困りの着物と帯を3枚ずつ
お持ちいただきました。



地味な着物には帯で若々しく、
帯揚げや帯締めの色は
着物や帯の中にある1色にすると
全体が調和され、まとまる事をお話ししました。

実際に組み合わせをさせていただき
皆さんお持ちのもので
何パターンものコーディネートができました。






時には他の方の小物などもお借りして
「こんな色も合うんだ!
今度はこの色の小物を買ってみよう」と
イメージができてとても分かりやすかったようです。

この講座をしていてよく思うことは
「この着物にはこの帯」と決めてしまうのは
とても勿体無いということ。

小物によって変化させることは簡単にできても
帯を別のものにしてみるということは
結構勇気がいるようです。

まずはこの組み合わせしかないという
思い込みを外して、
合っていようがいまいが関係ないという気持ちで
まずは挑戦してみる!
チャレンジャーであって欲しいと思います。

例えば、次の組み合わせをご覧になってください。
帯を変えるだけで雰囲気がガラリと変わります。


左は落ち着いた優しい雰囲気で
年明けから春に向けての袷の時期にピッタリ。

右は黒地の帯にすることで
全体的の雰囲気が重厚に、
秋から年末に向けての袷の時期に。

帯を変えるだけで雰囲気、
そして季節感をしっかり表現でき
着物の楽しさが更に広がります。


私が一番大切にしていただきたいのは
決まり事や色の調和に固執されるのではなく
自分が着てみて楽しい、嬉しいと思う
感覚を一番大切にしていただきたい。

その感覚はご先祖様の想いを受け取り
繋がるという感覚でもあるから。

参加者のお一人由貴さんが
お祖母様のお着物をお持ちになられました。
地味なので諦めていたけれど
とっても素敵な着物なので是非着たいと。



由貴さんの想いが美しいですね。
お持ちの帯でいろんな組み合わせができ
大変喜んでくださいました。

お祖母様もきっと喜んでくださっています。
とっても幸せな時間
着物の想いを繋ぐことができて本当に嬉しいです。

今回の参加者様は
以前「きもの巡り」に参加くださった皆様でした。
その中のニッキーさんは
着物に袖を通すのが初めてだと仰っていたのに
なんと3ヶ月後の今では
着物姿で参加するほど着物を楽しまれています。

たった1回の「きもの巡り」で
ここまで変化されたニッキーさんの
激変ぶりにいつも驚いていますが 笑
(その時の日記がこちら)

カチューシャさんと共に普段から
着物を楽しんで下さっていること
とってもとっても嬉しく思います。

日本人の知恵と感性が詰め込まれた着物
ご先祖様の想いを大切にしながら受け継いでいく
そして、日本の街中どこを歩いても
着物姿の人に出会える世界を創りたい。
これからも着物を楽しむ方が
1人でも増えていきますよう努めて参ります。


この大事な講座にスマホを忘れてしまった私です 笑
参加者の皆様に助けられ
お写真を使うことが出来ました。
ありがとうございました!!

感謝。