念願の赤穂緞通
モノづくり今日はちょと遠出をして兵庫まで。
ずっと憧れていていつか我が家にと
待ち望んでいた赤穂緞通を求めに。
赤穂緞通は
「鍋島緞通 (佐賀県)」「堺緞通 (大阪府)」
と並ぶ日本三大緞通の一つで
明治から大正にかけて盛んに作られていました。
植物で染められた藍やベージュ、グリーンなど
落ち着いた雰囲気のものもあれば
キリッと潔い配色のものもあって
色の美しさはもちろん素敵なのですが
何より私が素敵だなぁと思うのは
意匠を感じる文様の面白さです。
今回、素敵なギャラリーでの
開催という楽しみもあり
久しぶりに製作者の坂上梨恵さんにも
お目にかかれるとのことで伺ってきました。
ギャラリーの名前は「田疇(でんちゅう)」
建物がとても素敵で
伺えば、建築士さんは岡山の方
神家昭雄さんの設計だそうです。
中に入ればご覧の遠り
格好よくってすぐに大興奮!!
新しく作られたものから
明治や昭和に作られたアンティークまで。
たくさんの緞通を拝見させていただきました。
私が最初に見た緞通がこちら
「十字唐草縁龍文」という文様。
唐草文様は強く蔓を伸ばすことから
「繁栄・長寿」などの意味があり
縁起の良い文様。
そして、縁の文様が龍。
龍といっても虺龍(きりゅう)といって
トカゲの類なんだそうです。
そう聞くと可愛らしさを感じますよね。
こちらの文様は、三大緞通の中でも
赤穂緞通にしかない文様で
創始者の「児島なか」さんが考案されました。
飽きのこない赤穂緞通特有の文様
こちらを連れて帰り早速教室に。
そうそう!
赤穂緞通は本間の畳一畳と同じサイズ、
10枚1組で作られ畳に敷き詰めていたそうです。
それは圧巻!
そんなお話を伺うと
私の教室にポツンと1枚は
なんだか寂しく感じますね 笑
少しずつ増えていけると良いなぁと思います。
今日はとっても幸せな出逢いの
ご縁をいただきました。
「赤穂緞通 六月」の坂上梨恵様
ありがとうございました。
感謝。