お知らせ・日記

HIROKA KISHIMOTO

着物にシミができた時

着物の手入れ

今日は久しぶりの1人時間
主人と子供たちは六甲山へ山登り
私はのんびりと起床して
さて、何をしよう。

鬼滅を観に行くか、
日本伝統工芸展を観に行くか。
そんなことを考えながら朝を過ごしています。


さて、最近お着物のご相談で続いたのが
「シミ」について。

きっと同じように
お困りの方が多いのでは?と思い
今日の日記は「シミ」について
書かせていただきます。


小さな小さな汚れ
例えばお醤油がほんの少し
飛んじゃったとなれば
あなたならどうしますか?

おそらくタオルを濡らして
ちょっと取ってみようと
思われるんじゃないでしょうか?

この時絶対やってはいけないことは
「こする」ことと

そして意外にもやってしまいがちな
「漂白剤を使う」こと

お洋服の感覚になってしまうお気持ちも
分からないではないのですが・・・

結果どうなってしまうかというと


色が抜けシミの範囲が広がりました。

こちらは元々あったシミを落とすために
こすってしまったようです。

そしてこちらは
漂白剤をほんの少し使って。

こちらも色が抜けシミが広がっています。

最初は写真のようにちょっとしたシミでした↓




こうなるとやはり
専門店に出すしかありません。


先日私も豪快に汚しまして (^^;; 
袖、前身頃と派手にやっております 笑

一番よく着ている着物なんですが
5年ほどクリーニングに出していないかと。

なのでちょうどいいと思い
シミ抜きのお願いをしたのですが

こちらがお見積もりに書いてくださった
汚れの診断。


汚れのほとんどが
お酒なのがお恥ずかしい 笑

プロの方はすごいですね。
とっても細かくシミや汚れを
見つけ出してくださる。


ちなみに私の着物は
「洗い張り」と言って
着物を一度解いて反物に戻し
綺麗にしてくださることに。
その方が丸洗いより着物は傷みません。
洗い張りは10,000円ほどになります。

しみ抜きや変色直し等は
3,000円〜5,000円ほど。
もちろん状態によって価格の変動はあります。


とは言ってもやはり費用がかかってしまうので
なるべくなら出したくない。


応急処置として
もし外出先で食べこぼしをしてしまった場合
ハンカチを水で濡らして
しみのついたところをつまみ上げて
拭き取っておきます。
こすらないでくださいよ〜


それで効果のない時は仕方ありません。
専門店にお任せすることをお勧めします。

日にちが経てば経つほど
しみは落ちにくくなりますから
早めが肝心です!


一番は汚さない立ち居振る舞いを
身につけることなのでしょうが
そうはいっても汚れる時は汚れます。

20年着物に携わっていても
大胆にやってしまう私ですから
汚してしまう自分を責めないで
気楽に着物を楽しんでくださいね♡

ちょっとしたシミなら無視です 笑


シミができてしまったら
下手に手を出さず早めに専門店に!!
こちらがよろしいかと思います。


お着物トラブルご相談等承っておりますので
いつでもご連絡くださいませ。
kenpirowakuhuki@gmail.com